組織の沿革
九州めっき工業組合の沿革は、昭和22年11月、鍍金工業九州懇話会の設立からはじまる。その後、政府関係官庁の方針、全国的めっき業界の動き、めっき材料等入手についての情報伝達などが協議の対象となった。昭和27年4月、福岡県鍍金工業協同組合が設立され、関係官庁諸機関に対する業界の窓口としてめっき材料割当など、その機能を果たした。
昭和38年9月、九州鍍金工業会が設立され、従来の懇談会を解散するとともに、組織強化と会員相互の親和ならびにめっき技術の向上を図ることを目的として発足された。同時に、福岡県鍍金工業協同組合も発展的に合流・解消した。昭和39年7月には、九州めっき工業組合が創立、九州鍍金工業会を発展的に解消し、中小企業団体組織法に基づいた商工組合として発足、あらゆる基盤産業の中で、金属表面処理を通じて九州の産業経済発展のため、九州組合は大いに寄与している。
活動内容は、めっき技術および排水処理技術指導については、各県の工業技術センター等を中心に実施している。公害防止巡回指導は、九州経済産業局の主管事業として組合とタイアップして行われている。昭和63年には青年部会「九青会」が発足し、他県の工場見学会をはじめ、情報交換等が行われている。
平成に入り、国等の助成事業を受託し、めっきスラッジの再利用に関する調査(九州経済産業局他)、大学等とタイアップしためっき技術講習会を開催するなどの人材育成(福岡県)、さらに、従業員を対象とした高度かつ中核となる人材を育成するため、九州経済産業局と九州工業大学などの産学官が連携して、高度かつ全く新しい人材開発プログラムに着手する等の事業を展開している。
このような状況において、会員相互の協力態勢を充実し、電気めっき技能士の資格習得の支援をはじめ、後継者及び人材育成に具体的な活動を実施している。また、平成19年度からは、福岡市内のめっき企業が一体となって、めっきスラッジ資源回収のモデル事業を立ち上げた。排水処理から資源回収に至るまで静脈産業との連携を図り、システム開発を推進している。
組織概要
代表者 | 理事長 金 森 秀 一 |
事務局 | 住所 〒818-0005 福岡県筑紫野市大字原166番地85 TEL 092-928-1928 FAX 092-515-3711 携 帯 090-1141-1928 メール kyumekki@csf.ne.jp |
役員 | 理事長1名 顧問理事2名 副理事長2名 専務理事1名 理事4名 監事2名 合計12名 |
重点目標 | 1.脱炭素経営への取り組み(自社の現状把握と方向付け) 2.産学官金連携による環境事業・脱炭素事業・技術研究開発及び新規需要の開拓 3.全鍍連各委員会への参加 4.環境対策の推進(環境リサイクル委員会の活動推進) 5.環境対応事業実施に際する公的助成金・補助金の申請 6.業界関連の情報収集と組合員企業への伝達 7.有能な人材確保・育成のための対応 8.各支部活動の実施・報告 9.技術向上のための研修会・講習会の実施及び参加要請 10.業界のイメージアップ、社会的地位向上のための対応 11.組合財務状況の管理 12.組合員・賛助会員相互の懇親と協調 13.組合員・賛助会員の積極的な拡大 |
青年部 | 九青会(会員数 24名) |